このページでは導入(どうにゅう)レッスンでお伝(つた)えしたスケッチブックの基本操作(きほんそうさ)6項目(こうもく)をご案内(あんない)しています。
基本操作をマスターすることで定期(ていき)レッスンにスムーズに参加(さんか)できるようになります。
導入(どうにゅう)レッスンで学んだことをおさらいしておきましょう。
【 基本操作6項目 】
1.ブラシツール・消しゴムツールの使い方
2.カラーホイールの使い方
3.塗(ぬ)りつぶしツールの使い方
4.レイヤーツールの使い方
5.作品の保存方法(ほぞんほうほう)
6.ギャラリー画面の使い方
このページで紹介(しょうかい)している内容は、以下の動画でも確認(かくにん)することができますよ。
1.ブラシツール・消しゴムツールの使い方
まずは、ブラシツールを紹介します。
今回は線を引くときに便利(べんり)なブラシ「技術的(ぎじゅつてき)なペン」「万年筆(まんねんひつ)」を紹介します。

技術的なペンを選(えら)んでみましょう。

選んだブラシをもう一度タッチするとメニューが出てきます。
「設定(せってい)」の「基本(きほん)」からサイズの変更(へんこう)をすると、ブラシの太さが変(か)わります。

試(ため)し描(が)きをしながら、自分が描(か)きやすい太さを見つけてください。
線の「太い」「細い」で絵の印象(いんしょう)が変わります。仕上がりをイメージしてみてください。
技術的なペンの均一(きんいつ)な線はイラストやデザインを描くときにオススメです。

次に、万年筆を選んでみましょう。

万年筆は線を引くときの力の入れ方で線の太さが変化(へんか)します。
強く描くと太く、弱く描くと細くなるのが特徴(とくちょう)です。
万年筆は漫画(まんが)を描くときにオススメです。

スケッチブックのブラシには、100種類(しゅるい)以上(いじょう)のバリエーションがあります。
画面左のメニューに並(なら)んでいるもの以外(いがい)にも、「ライブラリ」からお気に入りのペンを探(さが)してみてください。

消しゴムについても紹介します。
カシミヤ消しゴム、テクスチャ消しゴムの2種類があります。

この2つの消しゴムは、柔(やわ)らかいタッチで消える特徴(とくちょう)があります。

くっきりと消える消しゴムを使いたい場合は、「ライブラリ」から「硬(かた)い消しゴム」を選んで、

メニューに追加(ついか)してみましょう。

硬い消しゴムはこんな感じでくっきりと消すことができます。
2.カラーホイールの使い方
次に、カラーホイールを紹介します。

ダブルパックの下の円をタッチすると、カラーホイールが出てきます。

カラーホイールの「外側(そとがわ)の円」は「色相(しきそう)」を変更(へんこう)できます。

赤、青、黄、緑、ピンク、オレンジ、紫(むらさき)といった色の種類を「色相」と呼(よ)びます。

カラーホイールの「内側(うちがわ)のひし形」は「彩度(さいど)」と「明度(めいど)」を変更できます。

ひし形(がた)の上下で色の明るさ・暗さが変化します。
これを「明度」と呼びます。
ひし形の左右で色の鈍(にぶ)さ・鮮(あざ)やかさが変化します。
これを「彩度」と呼びます。

明度を変えた青色の例(れい)。
上が明るく、下が暗くなっていますね。

彩度を変えたオレンジ色の例。
左が鈍く、右が鮮やかですね。

スポイトツールを紹介します。
カラーホイールツールの円の右上にあるのが「スポイトツール」です。

スポイトツールで画面を触ると、触(さわ)った場所と同じ色をコピーすることができます。
3.塗りつぶしツールの使い方

今度は、塗りつぶしツールを紹介します。

「塗りつぶしツール」を使うときは、線が綺麗(きれい)につながっている線画を使うと上手くいきます。

塗りつぶしツールの設定は、一番左の「塗りつぶし(ソリッド)」と、右から二番目の「全てのレイヤーをサンプリング」を選択します。

塗りつぶしツールを選択したまま、カラーホイールから色を選んで塗りたい場所をタッチします。
タッチした場所に色が塗れたでしょうか。

この時、線と線が綺麗につながっていないと、色がはみ出してしまうので注意してください。
色がはみ出てしまった時は、あわてずに、左向き矢印(やじるし)のボタン「戻(もど)るツール」を押(お)して一つ前の状態(じょうたい)に戻りましょう。
そしてブラシツールにきりかえて、線がつながっていない部分を描き足してみましょう。

線が描けたらもう一度塗りつぶしツールにきりかえて、色を選んで塗ってみましょう。
今度は上手く塗りつぶすことができたでしょうか。
4.レイヤーツールの使い方

レイヤーツールの使い方を紹介します。
まずは、右のメニューの上のプラスボタンを押してみましょう。

新しくレーヤーが増(ふ)えます。
選択されているレイヤーは青く囲(かこ)まれています。

別のレイヤーに描きたい時は指でレイヤーをタッチして切り変えましょう。
指でレイヤーをタッチして上下に動かすとレイヤーに順番(じゅんばん)を変えることができます。
長押(ながお)ししてから動かすのがポイントです。

レイヤーは透明(とうめい)な紙を重ねるように使うことができるツールです。

下書きと清書(せいしょ)の線画を分ける場合や、

色塗りでパーツを分ける場合にオススメです。

上にあるレイヤーが手前、下にあるレイヤーが奥(おく)に表示(ひょうじ)されます。

キャラクターと背景(はいけい)を描く時は、キャラクターのレイヤーを上、背景のレイヤーを下にしてみましょう。
レイヤーの順番が変わると、うまくイラストが表示されない場合があるので注意しましょう。

レイヤーには左上に目玉のボタン、左下に鍵(かぎ)のボタンがあります。
目玉のボタンを押すと、押したレイヤーが見えなくなります。
もう一度押すと見えるようになります。
鍵のボタンは「不透明度(ふとうめいど)ロック」と言って、今イラストが描いててある部分以外には描けなくなります。

鍵のボタンははみ出さないで色を塗りたい時にオススメです。
今回は、ウサギの頭に茶色の模様(もよう)を描いてみました。
5.作品の保存方法

作品の保存方法を紹介します。
まずはギャラリーに作品を保存しましょう。
上のメニューの一番左のマークをタッチしましょう。

メニューが出てきたので、「ギャラリーに保存」をタップしましょう。

さらに「ギャラリーを保存」をタップしましょう。
これでギャラリーに作品が保存ができました。

次に、ギャラリー画面から作品を画像(がぞう)として、iPadに保存(ほぞん)する方法(ほうほう)を教えます。
ギャラリー画面の右下の三本線マークをタップすると、メニューが出てくるので、「共有(きょうゆう)/エクスポート」をタップします。

さらにメニューが出てくるので、「書き出す」の中から「PNG」を選びましょう。

このメニューが出てきたら「画像を保存」をタップします。
これでiPadの「写真」フォルダに作品が保存されました。

ホーム画面から「写真」の中に保存されているか確認してみましょう。
6.ギャラリー画面の使い方
ギャラリー画面の使い方を説明します。

まずはキャンバスの作成(さくせい)について紹介します。
中央下の+をタップしましょう。
次に、真っ白な画面を新しく作る「新しいスケッチ」をタップしましょう。

「新しいスケッチ」をタップすると、画像の幅(はば)と高さを決めることができます。
作りたい作品に合わせてサイズを変更してみましょう。
鎖(くさり)のマークを押すと、幅と高さを入れ替えることができます。
入力したら「作成」ボタンをタップすると、そのサイズでキャンバスが開きます。

まずはキャンバスの作成、2つ目です。
中央下の+をタップし、次は「イメージから新規作成(しんきさくせい)」をタップしましょう。

「写真を読み込(こ)み」をタップすると、iPadの中に保存してある「写真」の一覧(いちらん)が表示されます。

「写真」から画像を選んで「作成」ボタンをタップすると、スケッチブックで開くことができます。

キャンバスの削除(さくじょ)方法について紹介します。
ギャラリー画面で、キャンバスを上にスライドすると作品が削除されます。

削除した直後(ちょくご)は上のような画面で赤い帯(おび)が出ています。

削除された写真はゴミ箱に入っています。
ゴミ箱は中央の三角を押すと表示されます。

ゴミ箱から元に戻したい作品を選んで、左下のボタンをタップしてみましょう。
「選択したスケッチを復元(ふくげん)」を選ぶと、作品が元のギャラリーに戻(もど)ります。
スケッチブックの基本的な使い方の紹介はこれでおしまいです。
他にも便利(べんり)な機能(きのう)がたくさんあるから、アタムアカデミーの授業(じゅぎょう)の中で一緒(いっしょ)に学んでいきましょう。